アンティークオルゴール・パイプオルガン実演

オルゴール堂2号館
アンティークミュージアムのご案内です

アンティークオルゴール・パイプオルガン実演

エオリア・パイプオルガン
&アンティークオルゴール実演

オルゴール堂2号館では、100年以上前に作られたパイプオルガンをはじめ、貴重なアンティークオルゴールコレクションの実演をお楽しみいただけます。「天上からの音楽」と賞賛されるパイプオルガンが、当時と変わらない自動演奏で美しく重厚な音色を奏でます。ぜひお立ち寄りください。

アンティークオルゴール実演

エオリア・パイプオルガン&アンティークオルゴール
実演時間(入館料無料)

一時間ごとに、エオリア・パイプオルガンをはじめ、ディスクオルゴール、自動演奏楽器、からくり人形など貴重なアンティークコレクションの実演を行っております。オルゴールの仕組みなどもスタッフが解説を交えながらご紹介します。歴史を感じる貴重な音色をぜひお楽しみください。

10:00~10:15 / 11:00~11:15
 / 12:00~12:15
 / 14:00~14:15
 / 15:00~15:15 / 16:00~16:15

エオリア・パイプオルガンについて

【オルゴール堂2号館 アンティークミュージアム展示品】
製造年/1908年 メーカー/イギリス・エオリア社

当時はイギリス・ヨークシャー州にあった大豪邸のホールに設置されていたもので、舞踏会などに利用されていました。その後、コーンウォール・メカニカルミュージアムを経て、オルゴール堂2号館に展示されることとなりました。

正面などに見えているパイプは装飾のもので、内部に大中小合わせて約690本のパイプが中に組み込まれており、空気を送り込むことで迫力のある音色を奏でます。通常の手動演奏のほか自動演奏も可能となっており、自動演奏用のペーパーロールも100曲分を備えております。当館の実演では、このロール紙を使った自動演奏をお楽しみいただけます。自動演奏のパイプオルガンとしては日本ではじめて紹介されたものであり、今も当時と変わらない音色を響かせております。

エオリアパイプオルガンの演奏を
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エオリア・パイプオルガン

アンティークオルゴールの世界

時を超えて受け継がれてきた歴史的にも貴重なアンティークオルゴールたちが、当時と変わらない美しい音色を奏でます。タイプによって異なる音色をお楽しみいただけます。

シリンダーオルゴール

1796年スイスの時計職人アントワーヌ・ファーブルによって発明されたといわれています。シリンダーと呼ばれる円筒に音符の役割をするピンを植え付け、それがぜんまいの力で回転し振動版を弾いて音を鳴らします。18世紀頃から作られるようになったシリンダーオルゴールは、現在も仕組みを変えることなく作られ続けています。

シリンダーオルゴール

ディスクオルゴール

1886年ドイツのパウル・ロッホマンによって発明されたといわれています。円盤に設けられた孔と突起が、スターホイールという歯車を動かし振動版を弾いて音を鳴らします。シリンダーオルゴールよりも力強い音色が特徴で、円盤を交換すれば異なる演奏を楽しめたので、ジュークボックスの役割も果たしていました。

ディスクオルゴール

オートマタ(自動からくり人形)

西洋の自動からくり人形(オートマタ)に組み込まれたオルゴール。ひとつひとつストーリーがあり、人々はオルゴールの音色とともに人形の精巧な動きを楽しみました。

『ピエロ・エクリヴァン(1990年 スイス)』
手紙を書いているうちに居眠りをしてしまったピエロが、はっと目を覚ましランプを灯しなおして再び手紙を書き始める、というストーリーです。なめらかに動く手や閉じられていく瞼、小さくなっていくランプの灯など見どころたっぷりの作品です。世界最高の自動人形作家ミッシェルベルトラン氏が製作したもので、こちらはレプリカですが、世界に数点しか残っておらず大変希少価値が高いものです。この他にも『ジャムと少年』、『絵を描くねこ』など複数のコレクションをお楽しみいただけます。

オートマタ(自動からくり人形)

自動演奏楽器

ロール紙に記録された動作を読み取り、自動で楽器を演奏することができます。

楽器を自動で演奏させようという取り組みは、オルゴールや自動オルガン、オートマタなど様々に発展していきました。なかでも自動演奏ピアノは、モダンピアノが広く普及した1800年代後半に開発競争が激しくなり、1876年のフィラデルフィア万国博覧会では多くの自動演奏ピアノが展示されたと伝えられています。まだレコードも生まれていない当時は、人間による演奏をいつでも容易に再現できる素晴らしい発明として、上流階級の人々のステータスシンボルとして愛されるとともに、大衆が音楽へ触れるきっかけとしても大きな役割を果たしました。ピアノロールと呼ばれる穴の開いたロール紙が、空気式の演奏装置に動作指示を伝え鍵盤を動かします。このピアノロールはのちのレコードのように商業販売もされていました。

自動演奏楽器

ストリートオルガン

こちらはドイツ製のデライカ ストリートオルガンです。ストリートオルガンは、ヨーロッパで150年の伝統を持つ、ミュージック・ロール式の楽器です。20音31パイプで、高音部がダブル・パイプになっています。当時は街頭で演奏され、庶民にも広く親しまれました。

ストリートオルガンの演奏を
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ストリートオルガン

(番外編)音体感BOX

BOXの上部に80弁のディスクオルゴールが設置されており、椅子にお座りいただくとオルゴールの「音」や「振動」が木部を通して身体全体に心地よく響きます。極上の音色に包まれる不思議な体験を、ぜひお試しください。

音体感BOXの演奏をYoutubeでみる

(番外編)音体感BOX