2025.04.30
ゴールデンウィーク真っ只中…そういえばなんでゴールデンウィークって呼ぶんでしょう?

休日や祝日の集中する期間である、4月末から5月初めにかけてのことをゴールデンウィークと呼んでいますが、なぜそう呼ばれるようになったんでしょうか。
諸説あるようですが、一番有名な説は1951年(昭和26年)に上映された映画「自由学校」をきっかけとして、映画会社が宣伝のために春の大型連休を「ゴールデンウィーク」と名付けたという説があります。
当時の映画業界では「正月とお盆の時期以外にヒット作品は生まれない」と言われていた中で、松竹・大映の二大映画会社が製作したこの映画は、その通説をくつがえして興行成績が良かったことを期に、多くのひとに映画を見てもらおうと宣伝、プロモーションのために付けられた造語であると言われています。
また、「ゴールデンタイム」という言葉から派生したという説もあるようです。ゴールデンタイムとは、ラジオやテレビ放送などでたくさんのひとが聴いてくれる、視聴率がもっとも高くなる時間帯を指す言葉ですが、ラジオの聴取率が高くなる連休は、放送業界で「黄金週間」と呼ばれたことが由来とする説もあります。
黄金週間を英語表現に、いわゆる和製英語としたことで、言葉の認知度が高まり、広まったとされており、ゴールデンウィークという言葉が生まれた当時は、ラジオを娯楽として楽しむ人が多くいて、普段は忙しい人も休暇中はラジオを聴けたので、聴取率が高くなったようです。
もう一説は海外のもので、昔のアメリカではゴールデンウィークにあたる4月下旬から5月上旬ごろに、金鉱探しに行く人が多かったことが由来とする説もあります。
ロッキー山脈が雪解けする時期に山に入って砂金を探す人が多く、店を閉めて出かける人もいたため、その期間をゴールデンウィークと呼ぶようになったとのこと。
いろいろな説があってとても興味深かったですが、4月も今日が最終日。明日からはもう5月になります。
オルゴール堂本館前のメルヘン交差点では、桜の木が先週見頃を迎えていました。3月から始まった日本各地の開花の知らせもようやく北海道に到達し、少し遅めの春を感じられる小樽です。このゴールデンウィーク期間中にお越しの際はぜひ、オルゴールの音色もお楽しみください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。