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七夕に出会う織姫と彦星は夏の大三角形の一部?!

2025.06.25

七夕に出会う織姫と彦星は夏の大三角形の一部?!

先週より暑い日が続いている小樽。本日の予想最高気温も30度と夏を感じる暑さです。暦の上でも夏至を過ぎて、沖縄や奄美地方では梅雨明けが発表されました。今年は全国的にも少し早めに梅雨が明ける予想で、エリアによっては本格的な夏の訪れを感じられるまでもう少しかもしれません。

夏至とは、昼の時間が1番長い日と言われていますが、これは北半球において太陽の位置が1年で最も高くなり、日の出が早く、日の入りが遅いことから、日照時間が最も長いということ。夏至の日は正午ごろにほぼ真上から太陽の光があたるため、影がとても短くなるという特徴もあります。

また、北極では太陽が沈まない「白夜」に、南極では太陽が現れない「極夜」となるなど、神秘的な現象が起こるのはとても興味深いですね。

さて、もう来週には7月となりますが、7月7日は七夕です。北海道の一部地域では8月7日を七夕としていますが、これは季節感や伝統行事との関連など諸説あるようです。また、七夕の歴史や由来についても諸説あり、その中のひとつでもある「織姫と彦星の伝説」はみなさん馴染みのある内容ではないでしょうか。

一般的にこの伝説のあらすじとは、下記のようなものです。

天の川のそばに住む天の神には西岸に住む機織りの名手・織姫という娘がいて、東岸に住む働き者の牛使い・彦星と結婚をさせました。しかし、働き者だった二人は仲睦まじくするばかりで全く仕事をしなくなってしまうのです。

これに怒った天の神が、天の川を隔ててふたりを離れ離れにしました。ところが、今度は悲しみに明け暮れるばかりでなおも働かなくなってしまいました。

そこで、仕事に励むことを条件に七夕の夜に限って再会することが許され、七夕になると天の神の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度、再会するようになったというお話です。

じつは恋愛がメインテーマではなく、ふたりが引き裂かれ再会に至る経緯から、技芸に励み働くことの大切さを説いた内容でした。

この話のルーツでもある星空に輝く星、ベガ、アルタイル、はくちょう座のデネブという3つの一等星を結んだ「夏の大三角」(夏の大三角形)が七夕伝説を表しています。こと座のベガが織姫(織女星)、わし座のアルタイルが彦星(牽牛星)、はくちょう座のデネブが二人をとりもつカササギで、天の川を渡って1年に1度ふたりが出会うというストーリー。

天の川は日本だと8月から9月のほうがよく見えるとか。星空を眺めながら過ごすひとときもステキですね。
冒頭に触れましたとおり、小樽は暑い日が続いておりますが、日中と朝晩で寒暖差もございます。
サッと羽織れるような準備もしつつ、初夏の北海道観光をお楽しみください。