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「しばれる」とか「しゃっこい」とか、これは北海道の方言?!

2025.11.12

「しばれる」とか「しゃっこい」とか、これは北海道の方言?!

マフラーはまだ早いかも?なんて思った初雪の日からはや2週間ちょっとが過ぎ、もうすっかり冬の寒さを感じる日々を過ごしています。もちろんマフラーは必須アイテムで手袋もあった方が安心です。

今年2025年、二十四節気で「立冬」にあたるのは11月7日ですが、期間では11月7日から11月21日までの15日間を指します。また暦の上で冬の始まりを意味し、いわゆる「冬」とされるのは立冬から立春までの期間。次の立春は2026年2月4日なので、それまでの約3か月間が冬ということになります。とはいえ地域差もあり、ここ北海道ではすっかり紅葉も終わりを迎えつつありますが、まだまだ色付き始めたところや見頃を迎えているところなど、紅葉狩りを楽しめる地域の方もいらっしゃるでしょうか。本格的な冬の訪れを迎える前に防寒グッズなども揃えていきたいですね。

さて、冒頭、手袋があった方が安心と書きました。手袋を「はく」というのは東北地方の一部や北海道ではあたりまえに使われている方言でして、標準語だと手袋は「はめる」ものだと知ったのは大人になってからでした。じつはそのほかにも冬に関する方言があります。

特徴的なのはタイトルにある「しばれる」ですが、こちらは「非常に寒い」状態のことを表現するときに使われます。全世代が使うというわけではないですが、祖父や祖母などから「しばれるねー」とか「しばれるよー」などと言われた北海道民がたくさんいることでしょう。主に、朝晩の冷え込みが強いときなどに使われることが多いでしょうか。「しばれるからあったかくしてね」という、外の寒さとは対照的な思いやりの言葉のひとつとして記憶しているひともいるかもしれませんね。

もうひとつの「しゃっこい」はなんとなく意味をつかみやすいと思います。「とても冷たい」ことを意味する方言で、水や氷、雪などの冷たいものを触ったときに使われます。こちらも方言で、使うかどうかは住んでいる地域や世代によるかもしれません。

現在の小樽市は、雪が降って解けてという状態を繰り返しているところですが、いわゆる「根雪(ねゆき)」になるのは12月に入ってからでしょうか。これは方言ではないようですが、気象庁の統計での「長期積雪」を指し「30日以上積雪が継続した場合」のことを言うようです。簡単に言うと、積もった雪が解けずに残っている状態で、やはり慣れていないと歩きにくい路面状況にもなります。

観光でお越しの際は、滑り止めや冬用の靴など防寒着とともにご準備いただき、安全に楽しい思い出を作っていただきたいと思います。

オルゴール堂本館では、この季節にぴったりのクリスマスをモチーフにしたオルゴールも取り揃えております。見た目や音色など、ぜひこの機会にお楽しみください。
みなさまのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。